夢のマイホームの新築外構。理想通りのエクステリアを実現したいと、だれもが最初は希望に満ちあふれていますが、多くの方からしっかりと計画をしていなくて失敗したという相談を受けます。一生モノのマイホームの新築外構ですので、後悔したくありませんよね。
そこで、今回は業界歴20年以上の愛知県岡崎市のエクステリア・外構専門店ライフ・ランドが新築外構の失敗を防ぐための計画のポイントをお伝えします。
新築外構の失敗はなぜ起きるのか?
そもそも、なぜ新築外構の失敗は起きるのでしょうか?理由は明確です。将来のライフスタイルがシミュレーション出来ておらず、事前にしっかりと計画が練られていないためです。
例えば、奥様の買い物用のコンパクトカーは玄関よりも勝手口の近くに停められたほうが便利ですし、雨の日にもぬれずに荷物を運べるようカーポートがあってもいいかもしれません。また、将来的に子供が生まれたとしたらファミリーカーが停められる、ゆったりとした駐車スペースが必要です。
2世帯での家を計画されているのであれば、アプローチにスロープがあればご高齢の方も階段の上り下りに苦労することがありません。上記の例であれば、事前にスロープをつけないとしても、今後外構のリフォームをしてスロープを作ることを想定した上で計画するとよいでしょう。
新築外構の失敗例ランキングベスト3
事前にシミュレーションしたとしても、ライフスタイルの変化を全て予測することは困難です。そこで、弊社によくお問い合わせ頂く新築外構の失敗例を、ランキング形式にしましたのでご紹介します。豆知識として内容を確認しておくと必ず参考になると思います。
新築外構の失敗例 第1位 駐車スペースに関する失敗
最も多く相談を頂くのが駐車スペースに関する失敗です。地域によりますが、弊社ライフ・ランドのある愛知県岡崎市では車を2台所有しているご家族がほとんどです。駐車スペースに関する失敗として、以下の例があります。
外構失敗ポイント: 駐車スペースの間口が小さくて駐車がしにくい
一般的に外構で計画する車1台分のスペースは、間口2.5mx奥行5.0mです。
一般的には大きいサイズの車で、車幅1.8m、長さ5m、高さ1.7mくらいが平均サイズですので、間口2.2m程度でも停められないことはないのですが、ドアの開閉と駐車のしやすさを考慮して間口2.5m程度は確保したいところです。
アプローチと駐車スペースをどういうバランスで配置していくかをしっかりと事前にプランニングすることが、失敗のない新築外構計画で必要となります。
外構失敗ポイント: カーポートの柱が邪魔で駐車がしにくい
これは2台用のカーポートでよく聞く相談です。最も一般的な2台用のカーポートの柱は4本あり、端部から1m程度のところに配置します。2台横並びに駐車する場合、柱を注意しながら駐車するのが困難になってくるケースがあります。また、この柱が13cmほどあるため駐車スペースの間口を狭く計画していると、カーポートを設置すると実際より柱の分狭くなってしまい駐車しづらくなってしまいます。
外構失敗ポイント: カーキャリアやルーフボックスを購入したかったが、カーポートの屋根を低く造ってしまった
一般的な車の高さは1m50cm~2m程度ですが、車の上にスノーボードを積むためのカーキャリアやルーフボックスは30cm~50cm程度ありますのでその分高さが必要となります。一般的なカーポートの標準柱は2m30cm程度ですので、カーキャリアやルーフボックスの取り付けを考えられている方は、カーポートをロング柱で計画するといいでしょう。ロング柱は2m50cmと2m80cmの商品があります。
車・カーポートのサイズに関して詳しく知りたい方は、次の記事が参考になると思います。
参考記事:カーポートのサイズ選びで役立つ!外構のプロからの厳選アドバイス
新築外構の失敗例 第2位 周囲の目隠し等プライバシー・防犯に関する失敗
次いで多いのがプライバシー・防犯に関する失敗です。日々の生活で安心できるようにプライバシー性・防犯性に配慮した計画したいところですが、知識やイメージが不足していると失敗してしまいます。周囲の目隠し等プライバシー・防犯に関する問題として、以下の問題があります。
外構失敗ポイント: 玄関の位置が道路や隣の家の正面で、出入りする際近所から建物の中が見えてしまう。
これは事前に計画すれば避けられる問題です。対応策としては次の方法があります。
〇玄関の向きを90度変更する
これはハウスメーカーや工務店との打ち合わせで建物の計画段階で検討しなければなりません。道路や近所の家と目線が合わないよう玄関扉の角度を90度変更しておけば、この問題は解決できることもあります。間取りを全て決めた後で、外構のことをやっと考えたら家の中が丸見え、そんな事態を避けるためにも事前に相談することをお勧めします。
〇玄関と道路や近所の家との間に目隠しフェンスを設置する
これは非常に人気な方法です。家の周囲をフェンスで囲ってしまえば近隣からの目線を気にしなくてよくなりますし、柵があることで泥棒が乗り越えるのを躊躇するため、侵入される可能性も下がります。
目隠しフェンスは隣地との間のブロックの上に設置することが多いですが、注意点があります。それは、ブロックの上に設置出来る目隠しフェンスは高さが1m20cmまでということです。外構工事が完成した後で目隠しフェンスを設置しようとしても、1m20cmですと目線を隠すためには高さが足りなくなってしまいます。
ところが、事前に計画しておけば、あらかじめブロックの高さを高く積んでおき、後にブロックの上に目隠しフェンスを設置することで十分な高さの目隠しが出来ます。外構の完成後にブロックを積み増す場合強度が弱くなり、目隠しフェンスが受ける風圧に耐えられない場合があります。
外構失敗ポイント: 目隠しフェンスを外構工事完成後に設置すると、わざわざ目線を隠したと悪い印象を与える
一度外構工事が完成して住み始めてから、後ほど目隠しフェンスを設置すると、お隣からするとわざわざ目線を隠すために設置したと良い印象を受けないことがあるようです。事前にイメージをつかめるのであれば、目隠しフェンスは外構工事の際に設置することをオススメします。
目隠しフェンスに関して詳しく知りたい方は、次の記事が参考になると思います。
参考記事:目隠しフェンスをつける前に考える3つのポイントとは?
新築外構の失敗例 第3位 メンテナンスに関する失敗
メンテナンスに関する失敗もたくさんのご相談をお受けします。
外構失敗ポイント: 天然芝や植栽を植えたのはよいが、草刈りや水やりの手入れが大変
植栽を植えるとやはり水やりは定期的に必要となります。また、天然芝は夏場にかなり伸びるスピードが速いため、2,3週間に一度自分で草刈りをして頂かないといけません。水はけや採光の悪い場所ですと育ちにくいため、事前に植栽をどこに植えるかも検討する必要があります。
水やりやお手入れを植物の成長と共に楽しめる方であれば問題ありませんが、メンテナンスが日々の生活の負担になってはいけません。メンテナンスに時間が取れない方は、庭や建物周りに人工芝や防草シート+砂利敷き、またはコンクリートを打設すれば雑草取りや掃除に困ることはありません。見た目にも優しい人工芝や防草シート+砂利敷きであれば後から工事することも可能ですが、コンクリートの打設は外構工事完成後に施工することが難しい場合があります。事前に植栽のメリット・デメリットを考慮した上で計画することをオススメします。
人工芝に関して詳しく知りたい方は、次の記事が参考になると思います。
外構失敗ポイント: 天然の木材のウッドデッキを設置したが、手入れをしなかったら数年でボロボロに
ウッドデッキには天然の木材と樹脂の木材の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。天然の木材のウッドデッキは木の温かみを感じることが出来、樹脂の木材よりも温度が上がりにくいというメリットがあります。しかし、天然の木材のウッドデッキは定期的に防腐剤を塗らないと腐ってしまい、数年経つと劣化してしまいます。
一方で、樹脂の木材は基本的にはお手入れする必要がなくメンテナンスフリーで長期間お使いいただけます。しかし、材料に樹脂が使われているため温度が上がりやすく夏場は歩けないほど高温になってしまいます。樹脂と天然の木材のウッドデッキ、それぞれの長所・短所を知り、選び方を学んだ上で取り付けされることをオススメします。
樹脂と天然の木材のウッドデッキ関して詳しく知りたい方は、次の記事が参考になると思います。
参考記事:樹脂と天然の木材のウッドデッキの違いは?わかりやすく解説します!
新築外構の計画を失敗しないために
これまで新築外構の失敗例を紹介してきましたが、多くのケースでは分かってはいても専門的な知識がないと失敗を防ぐことができません。家作りは一生に一度の大きな買い物なので、余計な費用をかけずに絶対に後悔をしたくないところです。
新築外構の失敗を防ぐために非常に大切な点は建物の計画と並行して新築外構のプランを計画することです。建物が完成間際から外構の計画をやっと考え出す方も多いですが、建物が建ってしまってからでは困難なことも多いです。例えば、外周のブロックを高く積むのであれば、建物の工事の着工前に先行して外周ブロック工事が必要となる場合が多いです。
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新築外構の失敗を防ぐには!計画はエクステリアのプロに相談しよう
新築外構の失敗を防ぐためには、エクステリアの専門業者に相談しましょう。ここで重要なのは「住宅メーカーや工務店の営業ではなく、エクステリアの工事店の営業に依頼する必要がある」ということです。
住宅と外構は全く違う知識が必要となるため、不動産屋や住宅メーカー、工務店の営業に外構工事のことを相談しても、深い知識がないので一般的な答えしか返ってこないことでしょう。
外構工事の経験が深い専門業者の営業であれば、未然に失敗を防ぐプランを計画してくれます。商品知識が豊富なので要望に沿った最適な商品を提案できますし、将来的にライフプランが変わっても外構リフォームが出来るよう想定した計画とすることが出来ます。
外構工事は予算に応じて、オーダーメイドでその土地に合ったプランを計画するため、専門的な知識を持ったプロであれば、お客様に合った提案を出来ると思います。また、エクステリアの専門業者ですので、見積りを依頼すれば一般的な相場よりも費用を抑えて工事することが出来るでしょう。
新築外構の失敗を防ぐポイントまとめ
いかがでしたか?今回は新築外構の失敗を防ぐポイントについてお話しました。
ポイントをまとめると、
・新築外構の失敗例を事前に学ぶ
・建物完成後ではなく、建物の計画と並行して外構のプランを計画する
・豊富な知識を持ったエクステリアの専門業者に相談する
過去の外構の失敗例から学び、専門知識を持ったエクステリアのプロに事前に相談することで、失敗のないすてきな外構が完成すると思います。
新築外構、カーポート・ガレージ、ウッドデッキなどエクステリアのことなら、創業24年・三河地区最大のスタッフ数で万全のサポート体制を誇るライフ・ランドにお任せ下さい。図面・御見積を無料で作成致しますのでお気軽にお問い合わせ下さい。お客様の描く理想のエクステリアを実現致します。
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この記事が、失敗のない新築外構計画のお手伝いができるよう、みなさんのお役に立てば幸いです。