エクステリア(外構)商品の中でも人気なウッドデッキ。ご自身でDIYして作ることを検討されている方も多いと思います。
そこで、業界歴20年以上の愛知県岡崎市のエクステリア・外構専門店ライフ・ランドから見たウッドデッキDIYのコツと「良いところ・悪いところ」をまとめてお話します。
DIY初心者さんはもちろん、中級者の方も参考になると思いますので、ぜひご一読くださいませ!
DIYウッドデッキの材料・準備
DIYウッドデッキの材料
まずはDIYのウッドデッキをどの材料で作るか、検討しなければなりません。DIYウッドデッキには大きく分けて2種類の材料で作ることが出来ます。樹脂で出来た人工木と、天然の木材の天然木です。樹脂はメンテナンス性やコストパフォーマンスの面で優れておりますし、天然木は天然木材特有の温かみと表面温度が上がりにくいという違いがあります。
どちらも良い面、悪い面がありますので、違いを知った上でご希望に沿ったDIYウッドデッキの材料を選ばれることをおすすめします。
この違いについては詳しく記事を書いていますので、下記リンクを参照ください。
参考記事:絶対知っておきたい!樹脂と天然の木材のウッドデッキの違い
DIYウッドデッキの準備
ウッドデッキDIY準備1「プランニング」
まずはどのサイズのウッドデッキをDIYするかプランを立てなければなりません。用途によって必要なDIYウッドデッキの大きさは異なります。
例えば、4人家族が食事をするならテーブルとイス、人が通るスペースも考慮して、3.6mx2.7m程度のサイズは必要かと思います。
ウッドデッキの上でお子様のプールを置いて遊ばせる場合、お子様がプール周りを通ったり、大人がそばで見守ったりするスペースも考慮して、2.7mx2.1m程度は必要かと思います。
どのようなシチュエーションでウッドデッキをご利用されるかをイメージすると、計画しやすいと思います。
ウッドデッキDIY準備2「工具・用具」
ウッドデッキをDIYする際は下記のものが必要です。
水平器、差し金、スケール、ノコギリ、電動丸ノコ、インパクトドライバー、ビス等です。また、位置を出すのにチョークや鉛筆も必要になってきます。柱の基礎となる束石を設置する時にスコップもあると便利です。
ウッドデッキDIYの豆知識
意外と知らない豆知識をお伝えしますと、ウッドデッキを設置する場所に防草シートを設置し、砂利を敷いておくことをオススメします。DIYが完成した後は、ウッドデッキの下は手が届かず人が潜るのには狭いため草が生えてきた時の手入れが困難となります。防草シートと砂利を敷いておくことで草が生えにくくなり、手入れも楽になります。完全に草が生えないようにするためにコンクリートを打設する方法がありますが、この方法はプロでないと難しいため、簡単に出来る防草シート+砂利がオススメです。
ウッドデッキDIY準備3「材料」
天然木の場合、事前に防腐処理が必要です。DIYウッドデッキに防腐剤を塗っておくことでシロアリやカビを防ぎ、耐久性が向上します。作業中にカットした木材の断面に塗ることも忘れないようにして下さい。
また、材料は多めに準備しておくことがオススメです。材料はカットするとロスがでますので、想定していたよりも多く必要だったという声もよく聞きます。材料を近所で準備される場合はその都度買い足せば良いですが、インターネット等で注文する場合は納品まで時間がかかる場合もありますので多めに注文されることをオススメします。
DIYウッドデッキの作り方
いよいよウッドデッキのDIYを作っていきます。構造自体はシンプルですので順番に作っていけば初心者の方でも完成できると思います。最近では、あらかじめカットしてあり必要なビス穴やビス等も揃っているキットも販売されており、簡単にDIYウッドデッキを作りたいという方におすすめです。
DIYウッドデッキの作り方1「基礎となる束石・束柱の設置」
まずは基礎となる束石・束柱を設置します。家側の基準となる束石の位置をスケールで測りながら決定します。束石はウッドデッキの土台となるため、しっかりとモルタルで固める必要があります。まずは家側の1列だけ設置します。
続いて束柱の設置です。束石についている羽子板という金具に束柱をビスで固定します。水平器を使って束柱が垂直かどうかを確認しながら取り付けていきます。家側の束柱の1列に根太を仮置きして、根太が水平になるように全ての束柱の頂点を同じ高さに揃えます。
続いて、全ての束石・束柱の位置をスケールと差し金で測り、位置を決定してそれぞれ設置していきます。
DIYウッドデッキの作り方2「根太の設置」
続いて、外周の根太を設置していきます。差し金で直角を出しながら水平になるように設置するのがポイントです。外枠が組めたら、幕板を乗せる間隔に合わせて内側の根太を設置します。
DIYウッドデッキの作り方3「床板の設置」
床板は家の壁側から順番に張っていきます。ビッチリと敷き詰めるのではなく3~5mm隙間を空けて設置するのがポイントです。こうすることで、水はけや通気性が良くなり耐久性の高いウッドデッキが完成します。隙間にスペーサーを使うと等間隔に設置すること出来、便利です。
DIYウッドデッキのメリット
DIYウッドデッキメリット1「金額を抑えられる」
DIYで作ると工事費はかからず、必要な金額は材料費のみですので、工事会社に依頼するよりもトータルの金額を抑えられます。これがDIYで作る最大のメリットではないでしょうか。
注意点として、DIYに使う工具が必要になります。特に電動丸ノコやインパクトは高価ですので、持っていたり今後DIYしたりする予定があれば問題ありませんが、事前に工具にいくら必要か確認しておいたほうが懸命です。
DIYウッドデッキメリット2「自由な設計・形で作れる」
自分好みの形や自由な設計で作れるのはDIYの醍醐味といっていいと思います。思い描いた形のウッドデッキが出来上がると達成感もひとしおです。
DIYウッドデッキのデメリット
DIYウッドデッキデメリット1「初心者には難易度が高い」
DIYウッドデッキは必要な工具が多く、DIY初心者には少し難易度が高いです。インテリアで使う家具などと違いサイズが大きく、端から端までの距離が長いため水平・垂直の狂いの差が出やすくなってしまいます。初めての方は比較的サイズが小さく簡単な机やイス等のDIYで肩慣らししてから、ウッドデッキ制作に取りかかったほうがいいと思います。
DIYウッドデッキデメリット2「制作時間と手間がかかる」
材料をホームセンター等で準備するとなるとトラックや荷降ろしが必要です。束石や木材はかなり重たいので、材料等の準備の時間も計算しておかなければなりません。また、制作時間ですがプロが1日で作るデッキをDIYで制作すると3~5日はかかると思います。雨や風の強い日は工事がやりにくいので、天候も考慮して工事日数の計画を立てられると良いと思います。
DIYウッドデッキデメリット3「プロとの出来栄えの違いが生じる」
ウッドデッキは木でできているため、湿気を吸収したり乾燥したりして伸縮・反りが生じます。
これは天然木であっても樹脂木であっても同様です。この伸び縮み・反りを考慮して工事をするのが非常に難しく、プロはこれを計算してある程度クリアランスを見込んで施工します。また、基礎をしっかりとモルタルで固定、水平・垂直・直角になるように工事をすることは少々難易度が高いです。こういったところでDIYとプロの品質に差が生じ、出来栄えの完成度が変わってくると思います。
DIYウッドデッキデメリット4「定期的にメンテナンスが必要」
天然木材のウッドデッキは防腐処理が必要です。ソフトウッドと呼ばれる柔らかい木材を使用すると腐りやカビを防ぐため、1年ごとに防腐剤を塗って頂く必要があります。耐久性の高いハードウッドを使用すれば防腐処理は不要なものもありますが、価格が高価なため、初めてのDIYウッドデッキにはハードルが高いと思います。
DIYにしようか迷ったらウッドデッキのプロに相談してみよう
DIYウッドデッキは材料の種類・形・大きさ等自由に選んで作ることが可能です。しかし、材料や工具の金額が結構かかるため、なかなか踏み出しにくくご自身でDIY出来るかどうか迷っている方もいると思います。そういうときはウッドデッキのプロに相談することをおすすめします。
DIYするにしろ、プロに頼むにしろ一度相談してみて、悩みを解消してから進めたほうが後悔ないものが出来上がると思います。エクステリア(外構)の専門店であればウッドデッキの材料のサンプルも置いているので、実際に手にとってイメージ出来ます。
エクステリア(外構)専門店 ライフ・ランドでは、愛知県の三河地区(岡崎市、安城市、刈谷市、豊田市、西尾市など)を中心にエクステリア(外構)工事を行っています。
お客様の要望をお聞きし、最適な商品を無料で御見積させて頂きます。もちろん工事までしっかり手配させて頂きます。スタイリッシュなカーポートSCをはじめ、人気なエクステリア商品を取り揃えております。
弊社ショールームにはウッドデッキのサンプルもご用意しております。ぜひそちらも一度ご覧になり、参考にしてみてください。
ご不明な点などありましたらエクステリア(外構)のスタッフがしっかりとご説明させて頂きますのでご安心ください。
ウッドデッキのDIYについてチェックした次は、こちらの記事もオススメです
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