おうちの庭をオシャレなカフェのような空間に変えるウッドデッキ。
ウッドデッキは樹脂と天然の木材だとどちらがいいの?というお問合せをよく頂きます。
そこで本日は業界歴25年以上の愛知県岡崎市のエクステリア・外構専門店ライフ・ランドの視点から見た樹脂のウッドデッキ・天然木のウッドデッキのメリット・デメリットをお伝えします。
樹脂ウッドデッキとは?
樹脂ウッドデッキには、文字通り樹脂という材料が使われており、人工木・再生木とも呼ばれていますが、ウッドデッキの材料としてエクステリア業界で最も人気の高い材料です。
木粉とプラスチックを混ぜ合わせて成型した材料で、天然の木材の木目模様を再現し、一目見ただけでは樹脂か天然の木材か見分けがつかない商品もあります。
色味も様々でお家の外観に合わせて選ぶことができます。
樹脂ウッドデッキのメリット
現在エクステリア業界で主流となっている樹脂のウッドデッキ。
リアルな木目の模様や溝などを表現した、天然の木材の質感を持つ素材も増え、カラーバリエーションも豊富です。
床板を支える柱はアルミ製ですので腐る心配がなく強度的にも安全です。樹脂のウッドデッキには魅力的な特徴がいくつかあるのでご紹介します。
樹脂ウッドデッキのメリット1「価格がお値打ち」
樹脂のウッドデッキは大量生産が可能なため、比較的安価でご購入頂けます。
また、メンテナンスにかかる費用が少なくて済むため、塗装や防腐剤の塗り替えが必要な天然木のデッキに比べてトータルで考えたランニングコストも安く抑えられます。
商品本体価格は1㎡あたり約3万円~約5万円です。
樹脂ウッドデッキのメリット2「腐食、シロアリに強い」
樹脂のウッドデッキの最大の特長は、その耐久性です。
樹脂を含んでいるためシロアリに強く、湿気を吸わないので木材特有の「腐る」ということもかなり抑えられます。
天然の木材のウッドデッキに必須な防腐処理やシロアリ対策などで薬剤を塗る必要がないため、小さなお子様やペットなどが万が一この樹脂のウッドデッキを舐めてしまっても身体への危険性は低くなっています。
樹脂ウッドデッキのメリット3「木の色が長持ち」
樹脂のウッドデッキは色落ちしにくいです。
デッキの材料自体に色が混ぜてあるので、デッキ材を削っても色が落ちません。もちろん日焼け程度の変色はありますが。
樹脂ウッドデッキのメリット4「反り・伸び縮みが少ない」
湿気を吸いにくいため吸水率が低く、天然木の大敵である反りや伸び縮みがあまり起こりません。
従って、樹脂のウッドデッキの寿命を非常に長い間保ってくれます。反りや伸び縮みが起こりにくいため、DIYキットを購入することで、初心者でもDIYしやすいと人気です。
樹脂ウッドデッキのメリット5「ささくれ・干割れが少ない」
材質が樹脂のため、天然の木材でよく生じる干割れ(日光の直射や温度の差のために、ひびが入ったり割れたりすること)やササクレなどの心配がありません。
樹脂ウッドデッキのデメリット
魅力的なポイントが多い樹脂ですが、デメリットも存在します。
樹脂ウッドデッキのデメリット1「熱を吸収・保持しやすい」
材質が樹脂で出来ているため、熱を吸収しやすく・保持しやすいです。
夏場は温度が上がって裸足で歩くととっても熱くなってしまいます。
樹脂のウッドデッキの唯一かつ、最大のデメリットといえるのではないでしょうか。
徐々にメーカーの出す商品の性能は向上していますが、天然の木材に比べるとまだまだ表面温度は高くなってしまいます。
樹脂ウッドデッキのデメリット2「木の風合いのちがい」
樹脂はあくまでも天然の木材の雰囲気に似せて作っているため、やはり本物の木の風合いという点では天然の木材に軍配が上がります。ただ、近年ではより天然の木材の風合いに近い製品が開発されているため、自然な味わいを感じられる樹脂のウッドデッキも増えています。
天然木材のウッドデッキとは?
天然の木材のウッドデッキには、ハードウッドとソフトウッドの2種類があります。
ハードウッドは広葉樹で作られた密度が高い木材で、主なものとしてウバ、ウリン、イペ、セランガンバツなどがあります。
特徴として、価格が高く、硬いため加工がしにくいですが、耐久性が高く湿気が多い場所にも強いです。
ソフトウッドとは、針葉樹から作られた密度が低い木材で、主なものとしてサイプレス、エコアコール、レッドシダー、杉などがあげられます。
特徴として、価格がお値打ちで、柔らかいため加工がしやすく初心者がDIYする材料として人気です。ただ、耐久性が低く腐りやすいため定期的に防腐処理をする必要があります。
天然木材のウッドデッキのメリット
天然木材のウッドデッキのメリット1「木の風合い」
天然の木材のウッドデッキは味のある優しい印象を与えてくれます。
樹脂のウッドデッキは質が向上しているとはいえ、天然の木材の雰囲気が良いというお客様がたくさんいらっしゃいます。
天然木材のウッドデッキのメリット2「表面温度が上がりにくい」
夏場はウッドデッキの表面温度が非常に高くなります。
天然の木材は温度が上がりにくく下がりにくいため、樹脂の木材に比べると表面温度が上がりにくく暑い日でも過ごしやすいです。
天然木材のウッドデッキのデメリット
天然木材のウッドデッキのデメリット1「コストが高い」
ソフトウッドのウッドデッキは、初期費用こそ安いですが、定期的に防腐処理が必要なため、ランニングコストは高くなってしまいます。
また、ハードウッドの中には防腐処理が不要な耐久性の高い材料もありますが、初期費用がソフトウッドの価格の何倍もします。
長期的に考えるとハードウッドのほうがメンテナンスの点で良いと思いますが、近年価格が高騰しているため、気軽に購入するにはハードルが高い材料です。
天然木材のウッドデッキのデメリット2「反り・湿気に弱い」
天然木材のウッドデッキは湿気を吸収し、反りや伸び縮みをします。
特に日本は湿度が高い国ですから、湿度が低いカナダやオーストラリアのウッドデッキと同じようなメンテナンス方法ではすぐに湾曲したりや反ってしまいます。
天然木材のウッドデッキのデメリット3「メンテナンスが大変」
湿気の吸収を防ぐため、最低でも1年に1回は防腐処理をしなければなりません。
これを怠ると10年も持たずに腐ってしまいます。
樹脂?天然木材?どちらのウッドデッキがいいか迷ったらプロに相談しよう
樹脂、天然木とウッドデッキどちらの材料がいいか迷いますが、メンテナンスが少なくてすみ価格がお値打ちの樹脂と、温かく優しい印象を与える天然木。それぞれにいいところがありますので、お客様にとって最適な素材を選ばれることが一番だと思います。
高価な買い物ですので、少しでも迷われる方はウッドデッキのプロに相談することをおすすめします。エクステリアの専門店であればウッドデッキの材料のサンプルも置いているので、実際に手にとってイメージ出来ます。
ウッドデッキの工事が得意な会社に見積りを依頼するポイント
せっかく見積もりを依頼するのであればウッドデッキの工事が得意な会社に依頼したほうが安心です。
先程お話ししたとおり、エクステリアの専門店に依頼をすれば高い完成度のウッドデッキの工事が出来ます。
そこで、ウッドデッキ工事が得意で優良なエクステリア専門店を探すいくつかのポイントをお伝えします。
優良ウッドデッキ施工会社を探すポイント1「ウッドデッキの施工実績が豊富にある」
工事実績が多いということは、その分経験も豊富なので高い完成度の工事が期待できます。
優良ウッドデッキ施工会社を探すポイント2「ウッドデッキの直近の工事実績が複数掲載されている」
直近で工事を行っていれば商品のラインナップの知識や経験もあるので、良い提案を期待できます。
優良ウッドデッキ施工会社を探すポイント3「エクステリア専門店としての企業歴がある程度長い」
エクステリアの会社は競争が激しい業界なので、残念ながら設立から数年以内に倒産してしまう会社も多いです。
工事後に何年かしてメンテナンスのために問い合わせたらもうその会社はなかった、という悲劇を防ぐためにも設立からある程度年数が経って軌道に乗っているエクステリア会社を選びましょう。
樹脂・天然木材のウッドデッキ比較ポイント
いかがでしたか?今回は樹脂と天然の木材のウッドデッキの違いについてお話しました。
ポイントをまとめると、
- 樹脂のウッドデッキのメリットは低価格、耐久性が高い、反り・縮みが少ない、メンテナンスフリー
- 樹脂のウッドデッキのデメリットは木の風合いが天然木と違う、表面温度が上がりやすい
- 天然木材のウッドデッキのメリットは木の風合いが自然で温かみがある、表面温度が上がりにくい
- 天然木材のウッドデッキのデメリットはランニングコストが高い、反り・縮みが大きい、メンテナンスが必要
どちらの材料が良いか迷いますが、メンテナンスが少なくてすみ価格もお値打ちの樹脂と、温かく優しい印象を与える天然木。それぞれにいいところがありますので、お客様にとって最適な素材を選ばれることが一番だと思います。
外構・エクステリア専門店のライフ・ランドでは、愛知県の三河地域を中心に外構・エクステリア工事を行っています。
お客様の要望をお聞きし、最適な商品を無料で御見積させて頂きます。もちろん工事までしっかり手配させて頂きます。スタイリッシュなカーポートSCをはじめ、人気なエクステリア商品を取り揃えております。
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弊社ショールームにはウッドデッキのサンプルもご用意しております。ぜひそちらも一度ご覧になり、参考にしてみてください。
ご不明な点などありましたらエクステリアのスタッフがしっかりとご説明させて頂きますのでご安心ください。
この記事が、みなさんの素敵なウッドデッキ作りお役に立てれば幸いです。