- カーポートSC3台用の商品価格と工事費用合計はいくら?
- 3台用の他のカーポートと比べて価格はどれくらい違う?
- 実際の施工写真が見てみたい!
LIXIL(リクシル)の大人気商品、カーポートSC3台用が2023年3月に新登場。
カーポートSC3台用は魅力的でも、高価な商品なのでしっかり検討しないと後悔してしまいます。
他の3台用カーポートとの価格差、メリットやデメリットまで知った上で、納得して購入しましょう。
そこで本記事では、カーポートSC3台用の価格の相場や様々なオプションまで、業界歴25年以上の愛知県岡崎市のエクステリア・外構専門店ライフ・ランドが分かりやすく解説します。
これを読めば、価格・工事費から安く手に入れるコツまで、カタログを見るだけでは分からない情報が分かります。
カーポートSCの価格・工事費用を台数別に知りたい方は以下の記事で解説しています。
カーポートSC3台用の価格・工事費用
カーポートはサイズが大きくなれば価格も上がります。カーポートSC3台用はデザインも特徴的で、屋根材も一般的なカーポートで使われるポリカーボネートではなくアルミ製です。
カーポートSC3台用の設置には一体いくらかかるのか。
結論を言えば、商品価格と工事費を合わせて約158万~185万円(※81-50サイズの場合)は必要となります。それでは次に、金額の詳細を解説します。
カーポートSC3台用のリクシルのカタログ価格
カーポートSC3台用のLIXIL(リクシル)のカタログ参考価格は、以下の通りです。(2023年5月現在)
呼称 | サイズ(W×L) | カーポートSC 3台用 |
---|---|---|
72-50型 | 7,248㎜×5,000㎜ | 2,368,800円~ |
81-50型 | 8,142㎜×5,000㎜ | 2,573,300円~ |
90-50型 | 9,035㎜×5,000㎜ | 2,777,800円~ |
72-57型 | 7,248㎜×5,700㎜ | 2,677,300円~ |
81-57型 | 8,142㎜×5,700㎜ | 2,922,600円~ |
90-57型 | 9,035㎜×5,700㎜ | 3,167,900円~ |
正直、カーポートSC3台用は一般的なポリカーボネート製屋根のカーポートと比べて高額な商品です。
例えば、同じLIXIL(リクシル)製の人気の「フーゴF」にも3台用タイプがあります。フーゴFはカタログ参考価格が、72-50型で税抜1,401,600円~です。同シリーズのラウンド型屋根「フーゴR」では、72-50型のカタログ参考価格が税抜1,148,600円~となっており、カーポートSC3台用の72-50型の価格が税抜2,368,800円~であることと比べると、その差は一目瞭然です。
こうして単純に値段だけを見ると、カーポートSC3台用がどうしても割高に感じます。ですが、デザインや材料の違い等がありますので、ここは個人の判断が分かれるところでしょう。
カーポートSC3台用の工事費用
カーポートを検討するにあたって、カーポート本体の価格だけでなく、施工費用を考慮することも大切です。そして、施工費用は以下の要素によって影響を受けることがよくあります。
- カーポートの大きさや形状
- 設置場所の地形や地盤状況
- 地域や施工業者による価格差
カーポートSC3台用の施工費用の一般的な目安としては、組立費用を含めて工事費が約26万~35万円程となります。
カーポート本体は、カタログ価格のおよそ40~50%引きの金額で提示されることが多いので、カーポートSC3台用(81-50サイズ)ですと、本体価格が約132万~150万円くらいです。
つまり、本体価格と施工費を合わせた総費用で約158万~185万円程度が、カーポートSC3台用を設置するのに最低限必要な金額となります。
ただ上記にあるように、施工費用はそれぞれの要件や地域等によって異なります。具体的な施工費用や、予算に合わせた最適なプランを知りたいときには、プロの業者と相談することが重要です。
カーポートSC3台用を安くお得に購入する方法
一般的な工事費は、上記の通りです。でも、出来ることなら工事の品質は高く維持しつつ、費用は出来る限りお値打ちに抑えたいところ。
そこで、カーポートSC3台用の設置費用を安く抑えられる、とっておきの方法をお教えします!
エクステリア(外構)工事の価格の仕組み
みなさんの住宅でカーポートなどの外構・エクステリア工事を依頼しようとした場合、大きく分けて3つの代表的な方法があります。
- ハウスメーカー又は工務店に建物工事と一括で依頼する方法。
- ハウスメーカー又は工務店から紹介してもらったエクステリア(外構)会社に依頼する方法。
- カーポート施工を取り扱うエクステリア(外構)専門店に直接依頼する方法。
ハウスメーカー又は工務店に一括で頼む場合は、建築会社が20%~40%手数料を上乗せするため、最も金額が高くなります。
ハウスメーカー又は工務店から紹介してもらったエクステリア(外構)会社に依頼する場合は、多くが紹介料10%~15%上乗せされています。
一方、エクステリア(外構)専門店に直接依頼する場合は、手数料や紹介料といった余分な金額がかからず、格安な価格で提供されることが多いです。また、エクステリア(外構)工事を専門としているため、高い完成度の工事も期待できます。
つまり、外構工事を安く抑えたいと思ったら、まずはエクステリア(外構)専門業者に見積もりをとるのがオススメです。
カーポート工事が得意な会社に見積りを依頼するには
せっかく見積りをするのであれば、カーポートの工事が得意な会社に依頼したほうが安心です。
上記の通り、エクステリア(外構)の専門店に依頼をすれば、カーポートの工事に必要な知識や技術を持ったスタッフが対応してくれます。それによって、工事費を抑えつつ、品質の高いカーポートを設置することができます。
そこで、カーポート工事が得意で優良なエクステリア(外構)専門店を探すいくつかのポイントをお伝えします。そうして良さそうな会社が見つかったなら、まずは見積もりを依頼してみましょう。
- カーポートの施工実績が豊富にある
- 「工事実績が多い=経験が豊富」ということ。つまり、高い完成度の工事が期待できます。
- カーポートの直近の工事実績が複数紹介されている
- 直近で工事を行っていれば商品の新しい知識や経験があるので、より良い提案を期待できます。
- エクステリア(外構)専門店としての企業歴がある程度長い
- 外構・エクステリアは長く楽しむことができますが、そのためには工事を行った会社が安定していることが大切です。エクステリア(外構)の業界は競争が厳しく、新しい会社の中にはすぐに廃業してしまうところもあります。そうなると、工事後のメンテナンスやアフターサービスが受けられなくなる可能性があります。それを避けるためには、設立から一定期間経って信頼できる実績のある外構の会社を選ぶことがおすすめです。
カーポートSCとは?リクシルの高機能でおしゃれなカーポート
カーポートSCは、LIXIL(リクシル)が販売する高機能でおしゃれなカーポートです。
まず、最大の特徴はその美しいデザイン。しかし、もちろんそれだけではありません。耐風性、耐雪性、耐震性といった頑丈さも備えており、悪天候にもしっかりと対応できます。さらに、UVカットや熱線遮断などの機能も備えているため、愛車を守るだけでなく、快適な利用環境を確保することも可能です。
さらに、カラーバリエーションなどの選択肢も豊富で、自分の好みや住宅のスタイルに合わせてカスタマイズすることができ、それぞれに合ったイメージを実現することができます。
エクステリア業界でも高い評価を受けており、実際に利用されている方々からの評判も良いカーポートで、品質や性能にも信頼が置かれています。
カーポートSCについてもう少し知りたい方、他のおしゃれなカーポートにも興味のある方は、下記の記事もご覧ください。
カーポートSC3台用のメリット・デメリット
大人気のカーポートSCシリーズに、2023年3月に新たに加わったのが「カーポートSC3台用」です。
カーポートSC3台用を設置することで、最大3台の車両を一度にカバーすることができます。これにより、複数の車ごとに個別にカーポートを設置する必要がなくなります。その結果、スペースの効率化やコスト削減が期待できます。
さらに、単に車を保護するだけでなく、来客時の駐車スペースや自転車の保管スペースとしても利用できます。例えば、家族や友人の訪問時に便利なフリースペースとして活用することもできます。また、将来的に家族の所有車両が増えた場合にも対応できるため、長い目で考えても便利です。
メリット1:サイズは12パターン
一言に3台用と言っても、サイズは様々です。カーポートSC3台用では、間口幅は3種類、奥行は2種類、そして柱の高さも2種類からの選択が可能となっています。
呼称 | W寸法(間口幅) | L寸法(奥行) | 標準柱orロング柱 |
72-50型 | 7,248㎜ | 5,000㎜ | 選択可 |
81-50型 | 8,142㎜ | 5,000㎜ | 選択可 |
90-50型 | 9,035㎜ | 5,000㎜ | 選択可 |
72-57型 | 7,248㎜ | 5,700㎜ | 選択可 |
81-57型 | 8,142㎜ | 5,700㎜ | 選択可 |
90-57型 | 9,035㎜ | 5,700㎜ | 選択可 |
敷地の条件や車の大きさ、さらに将来的なライフプランを検討の上、サイズ選びをすることが大切です。数字だけを見ても、なかなかイメージが難しい、具体的にどのサイズが自分に最適なのか正解を知りたい!という方は、外構のプロにしっかり相談するのが後悔しないポイントです。
メリット2:屋根材は木調とアルミ色から選べる
カーポートSC3台用の屋根材は、一般的なポリカーボネートではなく、アルミ形材が使用されています。このアルミ製屋根材のおかげで、カーポートSCシリーズが特徴的なシンプルでフラットなデザインが可能になっています。
アルミ製屋根は、強い日差しや紫外線を遮ってくれるため、愛車をしっかりと守ってくれます。一方で明かりを通しにくくなるため、カーポート内が暗くなりやすいという一面もあります。そのため、設置場所や施工内容などを慎重に検討することが重要です。
アルミ屋根のメリット
アルミ屋根のデメリット
カラーは、アルミ色と木調色から選ぶことができます。アルミ調の中でも3色、木調色の中でも3色のカラーが用意されているので、自分の好みや住宅のスタイルに合わせて選ぶことができます。
アルミ色の屋根色は、モダンでスタイリッシュな外観を実現することができます。シンプルで洗練されたデザインが特徴であり、現代的な住宅にぴったりです。
木調の屋根色は、カーポートに温かみや自然な雰囲気を与え、住宅のエクステリアと調和することができます。木調の屋根色は、ヴィンテージ風な外観が好みの方や自然素材を取り入れたい方に特に人気です。
メリット3:梁延長で利便性をアップ
カーポートSC3台用では、梁の延長が可能です。梁延長することで、車の出し入れや操作がスムーズになるだけでなく、エントランスゲートとしても利用できたりと、より快適なカースペースが実現できます。また、敷地状況により通常の位置に柱を設置できないときにも便利です。因みに、延長する梁の本数が選べるのも嬉しいポイントです。
梁の延長には、さまざまなメリットがありますが、コストの増加や延長方向の固定など、気を付けるべき点もありますので、実際に検討する際には注意が必要です。
メリット4:オプションで選べるダウンライト・シームレスラインライト
カーポートSC3台用には、オプションで付けられる照明がいくつか用意されています。
ライトアップにより、夜間や暗い場所の安全性、視認性を向上させるのはもちろんですが、カーポートSC3台用の照明は、そのスタイリッシュなデザインも特徴で、カーポートSCの外観と調和し、その魅力をより引き立ててくれるアイテムとなっています。
カーポートSC3台用の屋根はアルミ製であり、一般的なポリカーボネート製のカーポートに比べて暗くなりがちです。しかし、照明を設置することでデザインを引き立たせながら、このデメリットを改善することができます。暗さを補いながらもデザイン性を損なうことなく、カーポートの魅力を最大限に引き出す手段としておすすめです。
カーポートSCの照明についてもっと知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
➡カーポートSC人気オプションの照明を価格・取付費まで徹底解説!
デメリット1:価格が一般的なポリカ屋根カーポートよりも高額
カーポートSCシリーズは、一般的なポリカーボネート製屋根のカーポートに比べて商品価格自体が高額です。加えて、カーポートSC3台用の工事費は約26~35万円程となり、例えばフーゴ3台用カーポートの工事費約13~15万円に比べると高めの金額です。
単純に価格だけを比較してしまうと、検討の際にネックになることもあるでしょう。
デメリット2:片流れ屋根で吹込みが大きい
カーポートSC3台用の屋根は水平ではなく左右勾配の片流れ屋根となっているので、左右の高さが違ってきます。それにより、背が高い方はどうしても雨や雪の吹込みが大きくなってしまいます。
場合によっては、オプションのサイドスクリーンの設置などの対策を検討しましょう。
カーポートSC3台用の施工例
エクステリア展示会でのカーポートSC3台用の施工写真です。実際に立っている人と比べると、広々とした空間がよく分かります。