お家を建てる時、ほとんどのお家にはお庭が作られます。価格を抑えるなら土や砂利、雑草が生えるのが嫌ならコンクリートで固めるなど、お客様の必要に応じて仕上げを変えることができます。
その中でも圧倒的に人気なのが芝生です。お庭に芝生があれば、お子様が走り回っても安心です。また、緑があることでお家の印象がグッと良くなることは間違いないでしょう。
しかし、多くのお客様がその芝生を植物である天然芝にするか、合成樹脂で作られた人工芝にするかで悩まれます。
そこで今回は天然芝と人工芝の特徴を見た目・価格面・メンテナンス面・使用方法などについて、比較しながら業界歴25年以上の愛知県岡崎市のエクステリア・外構専門店ライフ・ランドがご紹介していきます。
天然芝とは
天然芝はイネ科の多年草です。植物なので日々成長し、季節によって天然芝の表情が変化していきます。日本の庭に多く使用されている天然芝は日本の気候に適した芝生です。芝生と言えば天然芝!と思われている方も多いと思います。
天然芝の特徴①季節によって変化を楽しむ
天然芝は春~夏にかけて青々と成長し、秋~冬にかけて茶色く枯れていきます。枯れても翌年の春には新しい芽が生え、再び青々とした芝生になります。緑の変化や芝の成長を楽しむことができることが天然芝の魅力の一つと言えます。しかし、春~夏は緑がきれいな反面、秋~冬にかけては茶色く枯れてしまうので、景観が悪いと感じてしまうことがあります。
天然芝の特徴②施工費が安い
天然芝は、人工芝と比べると比較的安価に施工することができます。およそ人工芝の10分の1の費用になることもあります。外構工事の費用を極力抑えて芝生を敷きたいと考えている方には天然芝をおすすめします。
天然芝の特徴③メンテナンスが必須
植物である天然芝はメンテナンスが重要となります。天然芝の成長時期である夏の期間は、月に1回は芝刈りが必要です。また、肥料をあげたり、水やりをしたり、雑草を抜いたりと管理が大変です。肥料や水の加減で天然芝が枯れてしまう恐れもあるので、天然芝を植えたら植えっぱなしでなく、その後のメンテナンスができるかどうかが重要になってきます。
天然芝の特徴④雑草対策は難しい…
天然芝は土の上に植えるため、お庭の雑草対策には向いていません。こまめに雑草を抜かないと天然芝の生育にも影響してくるので、天然芝を植えたら、草取りもセットと思った方がいいと思います。
天然芝の特徴⑤日当たり◎、水はけ◎、火気◎
日当たりの良い場所に植えることが、天然芝にとって重要ポイントです。建物の陰になって、日あたりの悪い場所には適しません。また、水はけの良い場所も天然芝にとって大切になってくるため、日陰で水はけの悪い場所に施工したい場合は天然芝をおすすめできません。そして、お庭でBBQや花火を楽しみたい!!とお考えの方にとっては天然芝が最適です。
人工芝とは
人工芝は、芝生に見えるようにポリエチレンやウレタンなどの合成樹脂で作られた資材です。毛足の短いものから長いもの、よりリアルな見た目の人工芝など様々な種類があります。人工芝は見た目がちょっと…と思われている方も、近年の人工芝を見ると考えが変わるかもしれません。
人工芝の特徴①1年中きれいな緑が見られる
1年を通して景観が変わらないことが、人工芝の1番の特徴です。成長しないので芝生の毛足を一定に保つことができ、枯れないので芝生が茶色に変色もしません。しかし、周りの植物が枯れだす冬場でも人工芝は青々とした緑のため、不自然に感じてしまうかもしれません。
人工芝の特徴②施工費は高い
人工芝は、天然芝と比べると施工費が高額になります。人工芝は様々な種類があるので、安価なものから見た目をこだわった高級なものまであります。安価な人工芝にしたとしても、どうしても人工芝の施工費がかかってしまうため、初期費用が高額になってしまいます。
人工芝の特徴③メンテナンスフリー
人工芝を施工した後は、ほとんどメンテナンスの必要がありません。天然芝のように芝刈りをしたり、肥料や水やりをしたりといったことは一切不要です。ゴミや落ち葉などが気になったら掃除するぐらいで大丈夫です。しかし、個体差や利用頻度によっては、人工芝の耐用年数となり、張り替えが必要になることもあります。
人工芝の特徴④雑草対策はバッチリ
人工芝を施工するには、下地となる土から石や雑草を取り除き、整地、転圧してから行います。そして、雑草が生えるのを防ぐ効果のある防草シートを敷きます。このような下地処理を行った上に人工芝を施工するので、雑草が生えにくくなります。
人工芝の特徴⑤どんな場所でも◎、火気厳禁
人工芝は、天然芝の育ちにくい日当たりの悪い場所や狭い場所でも施工ができます。カーポートや建物で日陰になってしまう場所でも青々とした人工芝が見られます。また、コンクリートの上にも施工できるので、マンションのベランダでも人工芝を施工し、緑を楽しむことが可能になります。しかし、人工芝は合成樹脂のため、火種が落ちると溶けてしまうので火気厳禁となっています。お庭でBBQや花火を楽しみたいと考えている方にはおすすめできません。
天然芝と人工芝のメリットとデメリット
天然芝と人工芝を先ほどの5つの項目で比較したことを参考に、それぞれのメリットとデメリットを考えてみました。
天然芝のメリット・デメリット
まずは天然芝のメリット・デメリットです。
天然芝のメリット
・天然ならではの質感や風合いがあり、季節を感じられる
・初期費用を抑えながら、芝生のお庭が手に入る
・芝生の手入れや成長を楽しめる
・お庭でBBQや花火など、火や汚れを気にせずに楽しめる
天然芝のデメリット
・秋~冬は茶色く枯れてしまう
・芝刈りや水やり、肥料を与えるなど手入れが大変
・手入れなどのランニングコストがかかる
・雑草対策にはならない、草取り必須
・日当たりの悪い場所では育たないので、施工場所が限られる
人工芝のメリット・デメリット
続いて、人工芝のメリット・デメリットについてです。
人工芝のメリット
・1年を通して景観が変わらない緑を楽しめる
・メンテナンス不要
・雑草対策になる
・日当たりを気にせず、どんな場所でも施工可能
人工芝のデメリット
・冬場の緑に不自然さがある
・初期費用に金額がかかる
・耐用年数になると張り替えが必要となる場合がある
・火気厳禁のため、BBQや花火には向かない
天然芝と人工芝どっちがおすすめ?
天然芝と人工芝のメリット・デメリットを踏まえ、それぞれのおすすめポイントをまとめてみましたので、自分に合うのは天然芝なのか人工芝なのか検討してみてください。
天然芝のおすすめポイント
・自然・ナチュラルな雰囲気になる
・植物の手入れが好きな方や手入れの時間がとれる方の趣味になる
・外構工事の初期費用を抑えることができる
・BBQや花火などお庭遊びを思いきり楽しめる
・ナチュラルテイストの外構デザインに合う
人工芝のおすすめポイント
・1年を通して景観が変わらない緑を楽しめる
・メンテナンス不要、メンテナンス費用も不要
・雑草対策はバッチリ
・日当たりの悪い場所でも芝生にできる
・マンション住まいでもベランダに敷くことができる
・モダンテイストやリゾートテイストの外構デザインに合う
天然芝か人工芝か迷ったら
いかがでしたか?今回は天然芝と人工芝についてお話しました。
お庭に芝生をと考えている方は多くいると思います。天然芝と人工芝にはそれぞれメリット・デメリットがあること踏まえて、お庭の検討をすることが必要となってきます。初期費用が抑えることできるからと言って安易に天然芝のお庭にしても、手入れの時間が取れずに芝生が枯れてしまい、数年後には人工芝にやり替えるといったことが起きてしまうかもしれません。このようなことが起きないためにも、外構・エクステリア(外構)会社にご相談いただければ、お客様の好みを聞き、必要な条件を満たした素敵なお庭のご提案ができると思います。
エクステリア(外構)の専門店 ライフ・ランドでは、愛知県の三河地区(岡崎市、安城市、刈谷市、豊田市、西尾市など)を中心にエクステリア(外構)工事を行っています。
お客様の要望をお聞きし、最適な商品を無料で御見積させて頂きます。もちろん工事までしっかり手配させて頂きます。弊社ショールームには人工芝のサンプルや天然芝・人工芝の施工例もご用意しております。ぜひそちらも一度ご覧になり、参考にしてみてください。
ご不明な点などありましたらエクステリア(外構)のスタッフがしっかりとご説明させて頂きますのでご安心ください。
この記事が、素敵なお庭作りのお役に立てば幸いです。
お庭について考えたついでに、芝生と一緒にウッドデッキを設置してお庭ライフを充実させてみてはいかがでしょうか?ウッドデッキについても記事も合わせてご覧ください。
参考記事:リクシル・三協・YKK、おすすめウッドデッキメーカーの特徴比較!
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