
玄関アプローチは素材選びが大事!第一印象をデザインするコツ
玄関アプローチとは
エクステリア(外構)でいうアプローチ(玄関アプローチ)とは、門周りからお家の玄関までの通路のことを指します。門柱との組み合わせや、お家のイメージとの組み合わせ、門周りから玄関までの高低差はあるのか、ベビーカーや自転車・車いすなども乗り入れるのかなど、どのような雰囲気でまとめたいのか、どのような使用目的なのかによって、玄関アプローチで使用する素材やデザインが変わってきます。
なぜ玄関アプローチを作るの?理由は家の印象を変えることができるから!
お家の第一印象を大きく左右する玄関アプローチは、エクステリア(外構)デザインの大切なポイントとなる部分です。門柱と同様、ご自宅にきたお客様がまず目にする場所になり、かつお客様をお家の玄関まで導く導線(アプローチ)となります。
玄関アプローチはデザイン性も大切ですが、お家に来る人みんなが必ず通る場所なので、歩きやすさ・滑りにくさなどの安全性も考えなければなりません。お客様だけでなく、お家に住んでいる人たちも、わくわくしてお家に入りたくなる玄関アプローチを作ることで、毎日ご自宅に帰ることが楽しみになることと思います。
今回は玄関アプローチにオススメ素材の特徴を比較しながら、業界歴20年以上の愛知県岡崎市のエクステリア・外構専門店のプロがご紹介していきます。
門柱デザインについての記事と合わせてご覧いただければ、門柱から玄関アプローチまでをトータルに考えることができると思います。
参考記事:門柱デザインに迷ったら!おすすめデザインのご提案
玄関アプローチ素材1 天然石(自然石)

玄関アプローチに天然石(自然石)を使用すると、高級感のある印象を与えます。大判サイズの天然石(自然石)は力強く、ダイナミックな印象にもなります。工場などで作る既製品とは違い、自然のものなので同じ大きな石材でも模様が少しずつ違ってきます。雨に濡れた時や、年月の経過とともに天然石(自然石)の表情の変化を楽しむことも魅力的なポイントの一つです。
玄関アプローチ素材:天然石(自然石)1「ユニソン:クレモナストーン」

ユニソンのクレモナストーンは天然石(自然石)の乱形タイプの素材です。乱形石とは、大小様々な大きさのプレート状の石のことをいい、その乱形石を貼り合わせていく施工方法を乱形石貼りと言います。アプローチ全体を乱形石貼りしたり、アプローチの一部にアクセントとして使用したりと使用方法は様々です。車が乗り入れるところにも使用できる素材なので、駐車場から玄関へ続くアプローチにもオススメの素材です。
玄関アプローチ素材:天然石(自然石)2「東洋工業(TOYO):スクエアストーンプレート」

東洋工業(TOYO)のスクエアストーンプレートは天然石(自然石)の四角い素材で、シャープな玄関アプローチの印象になります。天然石(自然石)のため色ムラや葉脈状の筋、シダ模様等が出てくることがあります。貼材として壁に施工もできるので、門柱や外周ブロックと玄関アプローチの素材を合わせて統一感のある外構(エクステリア)デザインを作ることもできる、様々な場面で使用しやすい天然石(自然石)の素材です。
玄関アプローチ素材:天然石(自然石)3「コンクリート平板のアプローチ」

天然石(自然石)に似せた質感を表現したコンクリート製の平板をコンクリート平板と言います。天然石(自然石)の平板に比べ安価な素材が多く、工業製品の為、素材一つ一つの色味にバラつきが少ないことが特徴です。素材によって、様々な質感を表現しているので、バリエーションが豊富なので、欲しい素材のコンクリート平板に出会うことができると思います。
玄関アプローチ素材:天然石(自然石)4「ユニソン:リビオ」

ユニソンのリビオは洋の空間にも和の空間にも合うモダンなコンクリート平板です。300角と300×600角の他に300角のモザイクパターンもあり、グリッドラインが滑り止めとなり、意匠性を兼ね備えたスリップ防止の役割も果たしてくれます。そしてリビオシリーズには、150×600のスリットタイプ、水分を吸収して温度低減効果のある保水タイプ、芝生を育成できる緑化タイプのコンクリート平板もあります。ノーマルタイプとスリットタイプを組み合わせて使用することで玄関アプローチのデザインの幅がより広がります。
玄関アプローチ素材:天然石(自然石)5「東洋工業(TOYO):カルムペイブ」

東洋工業(TOYO)のカルムペイブは天然石(自然石)のライムストーンを連想させる意匠性をコンクリートで表現させた素材です。ナチュラルな質感が特徴で、趣のある石畳を彷彿とさせます。ステップ使いもできるので、玄関アプローチに段差が必要な場合には、階段の踏面としてカルムペイブを用いて、アプローチから階段までトータルデザインが可能です。
玄関アプローチ素材2 レンガ

レンガは温かみのある赤みがかった茶色系の素材が多いことが特徴です。粘土に砂や石灰を混ぜて成型して焼き上げるレンガは同じ色でも焼きムラなどによって素材一つ一つの表情が異なります。そして時間の経過とともに角がとれ、色味にも深みがでることで味わいが出てきます。またレンガ風に作られたコンクリート製のものもあるので、価格を抑えてレンガの味わいを出したい場合にはコンクリート製のレンガ風素材もオススメです。レンガは洋風外構やナチュラル系外構などの雰囲気によく合う玄関アプローチの素材です。
玄関アプローチ素材:レンガ1「ユニソン:ソイルレンガ」

ユニソンのソイルレンガは焼き物の風合いを感じることのできるレンガです。焼き上げによって作られた落ち着いた雰囲気が温かな広がりを作ります。時間の経過とともに深みをましてくれます。ソイルレンガには6色あるので単色使いだけでなく、2~3色をミックスして使用すると味わいのあるデザインとなります。ソイルレンガは舗装材としてでなく、組積材や張材としても使えるレンガなので、玄関アプローチだけでなく、外構(エクステリア)全体でコーディネートが可能です。
玄関アプローチ素材:レンガ2「ユニソン:ミルドブリック」

ユニソンのミルドブリックはコンクリート製のレンガ風素材です。焼き物レンガのような質感と時間の経過を感じられる味わいを持っているのが特徴です。シンプルな色合いのため、スタイリッシュでクールな建物にも、ナチュラルな雰囲気の建物にも合い、また、焼き物レンガよりも安価なため、金額を抑えたい方にもおすすめのレンガ風素材です。
玄関アプローチ素材3 インターロッキングブロック

インターロッキングブロックとは、コンクリート製のブロックのことを指し、コンクリートやセメントを使わず、ブロック同士をかみ合うように並べて舗装していきます。もともとインターロッキングブロックは公園や遊歩道などの公共施設などに多くつかわれていましたが、近年では一般家庭でも使われるようになってきました。インターロッキングブロックはレンガと同じサイズの素材が一般的によく使われますが、真四角のものや細長いものなどもあります。同じ素材同士でも並べ方(パターン)を変えるだけでも玄関アプローチの雰囲気を変えることができます。
玄関アプローチ素材:インターロッキングブロック1「ユニソン:カッシア」

ユニソンのカッシアは、古代ローマ「カッシア街道」のような天然石の広がりと温かみをもつことが特徴のインターロッキングです。疑似目地が施されているので、並べるだけで敷き詰められた石畳風の玄関アプローチが出来上がります。洋風だけでなく、和風にも溶け込む色味もあるので、様々なテイストの玄関アプローチに使用できる素材です。並べ方(パターン)には馬踏み・アジロ・通し目地とあるので、並べ方(パターン)も意識するとデザインの幅が広がります。
玄関アプローチ素材:インターロッキングブロック2「ユニソン:フラミア」

ユニソンのフラミアは280㎜×20㎜の大きさのボーダー状のインターロッキングです。並べ方(パターン)には破れ目地・通し目地のほかにユニソンのカッシアと組み合わせることもできます。並べ方(パターン)や色の組み合わせによって、モダンな印象にもナチュラルな印象にも変化します。ボーダー状の素材のため、曲線をモチーフとした玄関アプローチを表現しやすく、植栽などと組み合わせるなど、広がりのあるデザインが可能です。
玄関アプローチ素材4 枕木

枕木を用いた玄関アプローチはナチュラルな雰囲気の玄関アプローチにはオススメの素材です。天然木の枕木は時間の経過とともに腐食したり、白アリにやられたりとデメリットが多く挙げられますが、コンクリート製の擬木の枕木を用いることでその悩みは解決されます。リアルな木目を表現されているので、木の風合いを残しつつ、腐食等の悩みを抱えない、ナチュラルテイストの玄関アプローチを作り出せます。
玄関アプローチ素材:枕木1「東洋工業(TOYO):ヴィンテージウッド」

東洋工業(TOYO)のヴィンテージウッドシリーズのスリーパーペイブは枕木風のコンクリート製品です。砂利や芝生などを挟んで飛び石風に並べたり、敷き詰めて木道うを作ったりと玄関アプローチに使いやすい素材です。アンティーク感のあるリアルな木目を表現しているため、同じ色でも少しの色味の違いや、木目の柄の違いが出てくるのも特徴です。ヴィンテージウッドシリーズのスリーパーラフトは門柱として、表札やインターホン、ポストを付けることができるので、玄関アプローチと合わせたナチュラルな門周りを作ることも可能になります。
玄関アプローチ素材5 タイル

タイルは正方形や長方形で、土を原料としています。素材によっては濡れると滑りやすいタイルもあるので、雨天時でも安全な滑りにくいタイルを選ぶことをおすすめします。また、玄関ポーチなどで使用したタイルや、同じ商品でなくとも似た色味のタイルを使用することで玄関アプローチから玄関ポーチまでの一体感が生まれます。
玄関アプローチ素材:タイル1「東洋工業(TOYO):グルエッソタイル」

東洋工業(TOYO)のグルエッソタイルは強度と重厚感をもつ。厚さ20㎜のタイルです。駐車場から玄関までのアプローチを作る場合、車を乗り入れることも想定しなければなりません。タイルの多くは厚さ10㎜前後で、車が乗った時の強度に心配があります。タイル厚20㎜あれば安心して駐車スペースにも使用することができるので、玄関アプローチに使用するおすすめのタイルです。
玄関アプローチ素材6 洗出し仕上げ・樹脂舗装

洗出し仕上げまたは樹脂舗装の玄関アプローチは、今までに挙げた素材を使うより安価に仕上がります。洗出し仕上げはコンクリートに砂利をまぜて、コンクリートが固まる前に、水で洗い流し、砂利を露出させた仕上げです。樹脂舗装は砂利を樹脂で固めた仕上げです。砂利が表面に出てザラザラしているので、滑りにくくなります。使用する砂利の種類を変えることで、色味や質感が変わってきます。形が決まっていないので、長方形や正方形、曲線など自由な形状に施工しやすいのも特徴の一つです。
玄関アプローチ素材7 コンクリート打ち

コンクリート打ちは他の施工方法に比べて手間がかからないため、工事費が安く済む玄関アプローチの素材です。シンプルな玄関アプローチにしたい方にはおすすめです。しかし、少し味気ない印象になりがちなので、コンクリートとコンクリートの間の目地を砂利にしたり、植栽にしたり、レンガやインターロッキングなどを組み合わせてみるのも、印象が違う玄関アプローチになっていいかもしれません。
玄関アプローチの素材に迷ったら

いかがでしたか?今回は玄関アプローチの素材についてお話しました。
玄関アプローチに使用する素材はたくさんあります。駐車場や門柱などと違い、特にこだわらなくてもいい外構(エクステリア)の工事場所になってしまうと思います。
しかし、毎日目にする玄関アプローチだからこそ、こだわった素材を使ってお家の印象良くすることにこだわってみてはいかがですか?素材や色、デザインなど選びきれないかもしれませんが、外構・エクステリア(外構)会社にご相談いただければ、お客様の好みを聞き、必要な条件を満たした玄関アプローチのご提案ができると思います。
エクステリア(外構)の専門店 ライフ・ランドでは、愛知県の三河地区(岡崎市、安城市、刈谷市、豊田市、西尾市など)を中心にエクステリア(外構)工事を行っています。
お客様の要望をお聞きし、最適な商品を無料で御見積させて頂きます。もちろん工事までしっかり手配させて頂きます。弊社ショールームには玄関アプローチの素材のサンプルやカタログ、施工例もご用意しております。ぜひそちらも一度ご覧になり、参考にしてみてください。
ご不明な点などありましたらエクステリア(外構)のスタッフがしっかりとご説明させて頂きますのでご安心ください。
この記事が、素敵な玄関アプローチができるよう、みなさんのお役に立てば幸いです。
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