カーポートのオプションとは?
愛車を雨や雪、日差しから守ってくれるカーポートは、今やエクステリアの必須アイテムともいえます。ただし、カーポートは、ただ設置するだけでなく使い方に合わせたオプションをつけることで、車を使う時だけでなく、生活自体も更に快適になります!
今回は、カーポートのオプションが気になる…けれども、種類が多すぎて何をつけたらいいか分からない!という方のために、見た目だけではなく機能面や安全面なども含めて業界歴20年以上の外構のプロが分かりやすく説明します。
我が家のライフスタイルに合うのはどんなカーポートオプションか、この記事を参考にしていただければ幸いです。

カーポートのオプションには何がある?
一般的なカーポートオプションとしては、
- 屋根材オプション
- カーポートライト
- サイドパネル(サイドスクリーン)
などが挙げられます。しかし昨今では、各エクステリアメーカーから、多種多様なデザイン・スタイルのカーポートが販売されているため、同じメーカーでもカーポートによって付けられるオプションも違います。
今回は、LIXIL(リクシル)から、おしゃれで大人気の「カーポートSC」、シンプルでかっこいい「FUGO(フーゴ)」、前方に柱がないので駐車がしやすい「アーキフラン」から、それぞれおすすめのオプションをご紹介します。
外構のプロ厳選!カーポートのオプション5種
厳選カーポートオプション1 SC編
リクシル「カーポートSC」とは?
リクシル「カーポートSC」の最大の特徴はポリカーボネート板を一切使用していないシンプルで洗練されたデザインの屋根です。
今まではポリカーボネートかスチールでできた折板屋根がカーポート屋根の常識でした。しかし、屋根も柱も全てアルミ形材からなるカーポートSCは、これまでの常識を覆すきわめておしゃれでスタイリッシュなカーポートとして、エクステリア業界に新しい旋風を巻き起こしました。

業界の革命児カーポートSCには「人感センサ付きダウンライト」をオプション追加!
リクシル「カーポートSC」で絶対につけたいオプションは、屋根固定の人感センサ付きダウンライトのカーポートライトです。
オプションの中には柱固定のスポットライトもありますが、せっかくのシンプルで洗練されたカーポートSCに余計なものをつけるとせっかくの美しいデザインが台無しです。デザインを邪魔しない、屋根に埋め込むタイプのシンプルなダウンライトをおすすめします。
また、人感センサ付きにすれば、家族が使用するときだけでなく、不審者が駐車場に侵入したときの防犯対策にも役立ちますので、是非人感センサ付きをご検討ください。配線は、屋根や柱の内部に隠すことができます。
なぜカーポートSCにこのオプションがおすすめなの?
リクシル「カーポートSC」のは従来のカーポート屋根の定番であるポリカーボネートを使っていないので、車を日差しから強力に守ってくれる反面、デメリットもあります。それは、屋根下が暗いことです。
夜間はもちろん、日中でも曇っている日は屋根下はやはり薄暗いので、夜間の駐車をしやすいだかけでなく、車の中の探しものをするときや、カーポート近くに物置や自転車を置く場合には、カーポートライトが非常に役に立ちます。

カーポートSCオプション ライトの価格は?
ダウンライト(人感センサあり)¥112,100(税抜)
厳選カーポートオプション2 FUGO(フーゴ)編 その1
リクシル「FUGO(フーゴ)」とは?
2021年3月に新しく生まれ変わったリクシルのカーポート「FUGO(フーゴ)」。その魅力は何と言っても安心の耐風圧強度です。一般的なカーポートの耐風圧強度は38m/秒ですが、フーゴは42m/秒が誇り強風時にも安心です。
加えてスタイリッシュでかっこいいデザインとなっているため人気のカーポートです。
機能もデザインも抜群のFUGO(フーゴ)にはまず「屋根材オプション」
リクシルのカーポート「FUGO(フーゴ)」に絶対つけるべきオプション1つめは「屋根材オプション」です。
フーゴの屋根材オプションは
- 熱線吸収ポリカーボネート板
- 熱線遮断FRP板DRタイプ
- アルミ樹脂複合版
の3種類あります。
ライフ・ランドが特におすすめするオプションは2つ目の「熱線遮断FRP板DRタイプ」です。

なぜFUGO(フーゴ)にこのオプションがおすすめなの?
標準屋根のポリカーボネート板の熱線カット率は、最大で37%。炎天下の猛暑日では屋根があっても、カーポート内は想像以上に熱くなります。
一方で「熱線遮断FRP板DRタイプ」オプションは、カラーはミストグレーSの1色のみですが、ほどよく太陽光を通す、全光線透過率30%で、熱線カット率はなんと70%。
他のオプション「熱線吸収ポリカーボネート板」の熱線カット率は最大52%ですので、「熱線遮断FRP板DRタイプ」がいかに熱線遮断をしてくれるかがよく分かりますね。炎天下の猛暑日でも、快適に車に乗り込むことができますよ!
「アルミ樹脂複合版」なら、熱線カット率は100%ですが、全光線透過率が0%と、先にご紹介したリクシル「カーポートSC」の屋根材と変わりませんので、フーゴを選ぶのであればアルミ樹脂複合版の屋根材はあまりおすすめしません。
ただし、屋根材を熱線遮断FRP板DRタイプに変更する場合は、最低でも約170,000円ほど加算となりますので、予算とご相談ください。
フーゴRの1台用の屋根材オプション価格は?
熱線遮断FRP板DRタイプ
¥166,600(税抜)※熱線吸収ポリカーボネート屋根材使用価格に加算
厳選カーポートオプション3 FUGO(フーゴ)編 その2
「スマート雨樋」オプションでカーポートのデザインを更に美しく
外構のプロが絶対につけたいリクシル「フーゴ」のおすすめオプション2つ目は、スマート雨樋です。

カーポートに必要不可欠な雨樋ですが、出っ張っていることで見た目もイマイチ、汚れや破損のリスクもあります。スマート雨樋なら、柱と一体化しているためスッキリとしたシルエットとなるので、カーポートの見た目も大切にしたい方は付ける価値ありです!
カーポートフーゴRのオプション「スマート雨樋」の価格は?
スマート雨樋 ¥24,100(税抜)
厳選カーポートオプション4 アーキフラン編 その1
後方の2本柱が特徴のリクシルカーポート「アーキフラン」とは?
開放的な、という意味をもつ“FRANC”から名づけられたリクシルのカーポート「アーキフラン」は、その名のとおり、前方に柱がないオープンな設計です。

そんな開放的なアーキフランの最大の特徴は、やはり後方の2本の柱です。大きな屋根をたった2本の柱で支えているので、その柱はやはり太くて存在感が抜群です。
アーキフランを大切に使い続けるために「着脱式サポートオプション」
外構のプロが絶対つけたいリクシルのカーポート「アーキフラン」の1つ目のオプションは、着脱式サポートです。
アーキフランの耐風圧強度は風速38m/秒と頑丈。ですが、やはり予期しない大型台風などの突風でカーポートごと飛ばされることもあります。
近年は台風が日本の真上を縦断することも頻発し、実際にカーポートごと飛ばされる被害にあった方も残念ながらいらっしゃいます。
こういった被害を最小限に抑えるためにも、ライフ・ランドでは、2本柱のカーポートを検討されるお客様には1台用・2台用に限らず、オプションで「着脱式サポート」をつけることを強くおすすめします。2本柱のカーポートは強風の度に柱の基礎部分への負荷がかかりますが、着脱式サポートをつけることで強風時の屋根のバタつきを軽減することができます。
台風だけでなく大雪の際にも、2本柱のカーポートはご注意が必要です。大雪がカーポートの屋根に積もることによって、一時的な屋根の垂れ下が起きてしまうと、基礎部分に負荷が強くかかります。
着脱式サポートオプションは雪の場合にも役立ち、屋根の支えが増えることによって、積雪が多い場合でも基礎への負荷を緩和し、カーポートの寿命を伸ばします。

後方2本柱のアーキフランに限らず、カーポートSCのようにサイドの2本柱の場合も、着脱式サポートをつけることで耐風圧強度は42m/秒から46m/秒にアップします。必要がない場合は取り外すことができるので、台風時や積雪が多い時期のみに着脱するようにすれば見た目もスッキリ、駐車にも影響がありません。
2本柱カーポートの必須オプション「着脱式サポート」の価格は?
着脱式サポート 標準柱用(1本入り)¥22,200(税抜)
※着脱式サポートは、1台用本体1台につき1本、2台用本体1台につき2本必要です。
厳選カーポートオプション5 アーキフラン編 その2
「柱化粧カバーオプション」でカーポートをより美しく
リクシルのカーポート「アーキフラン」の特徴である、存在感抜群の大きな柱。外側から見た柱は近未来建築のようなデザインですが、柱の内側(駐車スペース側)は、骨組みなどが見えるデザインとなっています。もちろんこのままでも素敵ですが、内側にオプションの柱化粧カバーをつけることで、柱の内側(裏面)も外側(表面)と同じようにすっきりとして美しい見た目に仕上げられるため、おすすめです。

ただし、柱化粧カバーのカラー展開はシャイングレーとナチュラルシルバーのメタルカラーのみとなります。そのため、柱パネル色をクリエラスク・クリエモカ・クリエダークなどの木調色にした場合は、柱化粧カバーとのカラーが表と裏が変わってしまいますのでご注意ください。
アーキフランのカーポートオプション「柱化粧カバー」の価格は?
柱化粧カバー 標準柱用(1本入り) ¥25,700(税抜)
カーポートオプション選びに悩んだらプロに相談!
今回はリクシル社のカーポートに限定して、おすすめのオプションをご紹介いたしました。リクシル社1社だけでも、今回ご紹介した以上のオプションのご用意がございます。機能だけではなく、色のオプションも…!
カーポートのオプション選びは、まずはインターネットやカタログなどをチェックし、好みのカーポートオプションをいくつか選んでみることからスタートします。ですが、多種多様なオプションの中から、ご自身でカーポートオプションを選ぶというのは難しいと思います。
そして外構・エクステリア(外構)会社に、どのカーポートオプションがご自身の立地やカーポートに合うかをご相談いただければ、お客様に必要な条件を満たしたカーポートオプションをご一緒に見つけ出すことができます。
エクステリア(外構)専門店のライフ・ランドでは、愛知県の三河地区(岡崎市、安城市、刈谷市、豊田市、西尾市など)を中心にエクステリア(外構)工事を行っています。
お客様の要望をお聞きし、最適な商品を無料で御見積させて頂きます。もちろん工事までしっかり手配させて頂きます。弊社ショールームにはカーポートのカタログもご用意しております。ぜひそちらも一度ご覧になり、参考にしてみてください。
ご不明な点などありましたらエクステリア(外構)のスタッフがしっかりとご説明させて頂きますのでご安心ください。
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